私が海外勤務のチャンスを掴んだかもしれないのに腹くくりできていなかったあの頃の心境とは

2018年に海外勤務のチャンスが訪れた。


勤務してる会社の本社が事業の一部をハブ化するべく、他国へ移す計画を立てているところだった。そう、めったにない大量募集のお知らせがきたのだった。


「詳細知りたい人は私までに連絡してね!」という人事からのメールに興味津々だった私。

マジか…働けるチャンス到来か?

そう思った。

と同時に「もし行けと言われたら自分は本当に行くのか?」という問いかけを自分にした。

実は入社してまだ1年も経っていなかったこともあって、早すぎるんじゃないか、もう少し待った方がいいんじゃないかと冷静に考えはじめた。

でもそれって、自分の気持ちにブレーキをかけているんだよな、ということにも気づいていた。

行けるわけないよなぁ

だって1年経ってないし

自分は応募資格あるのか?

と、実際に誰かに面と向かって止められてるわけでもないのに、自分自身にブレーキをかけまくっていた。行かない理由を探していた自分がいたことも自覚していた。

ああでもない、こうでもないと悩んでいた時に、実は他国で働くチームメンバーもそばにいて同じメールを受け取っていた。みんなもかなり気になっていた様子。

「どう思う?行ってみたいと思う?」と聞いてみたところ、そのうちの一人が「気になるね。メールには”現在の上司の許可を得ていれば応募可能”と書いてあったから上司に聞こうと思う」と言うのだよ。

その人を仮にAとしよう。

Aは推定30代前半の男子でモチベーション高そうな子だった。みんなが仲良くなれたのは入社タイミングが近くて、なんか話してて楽しかったんだよね。

「私は入ってまだ1年経ってないし、採用してくれた上司に申し訳ない気がして応募に躊躇してる」とAに話してみたところ、「興味があればチャレンジしてみるのはいいことだと思うし、上司はきっと理解してくれるよ」と。

それでも私は「せっかく採用してくれたのに…上司に申し訳ない」という気持ちになぜか苛まれていた。

翌日、Aから「僕の上司に相談したら”よくわからないけど応募してみたら?”」と言われたからチャレンジしてみる」と言っていた。

あの後上司に許可をとったのか…早い…行動が早い!

そんなAにパワーをもらった私は、あのメールを送ってきた人事にメールすることにした。

「あのー、今回は応募するとかしないとかではなく、自分が将来いつか応募するときのために参考にしたいので、いざ採用が決まったらどんな手順を踏むことになるか、教えてほしいです。」

というまどろっこしいメールを送ったのだった(笑)

それでも、メールを送れた!という達成感はあったと思う。そう、自分にとっては大きな一歩だった。

プチアピールできた、みたいな小さなガッツポーズを心の中でしたようか気がするレベル。このときはそれぐらい「まだ早いと思うバイアス」がガチガチにかかりまくっていた。

もう1度書こう。誰からも「はやい」「できない」と言われていない。

その人事の人からすぐ「OK!詳細は追って連絡させます!」という元気の良い返事がきたのでとりあえず待つことに。

後日、仲良くなった本社で働いているエネルギッシュなBに連絡してみた。

「あのメール見た?募集のやつ。気になるんだけど自分には早いかな。はやいよね」となぜか、震える子羊ちゃん並みにメッセージを送っていた自分がいた。

人事からの返事まだもらえてなかった段階だったからこの超気になる話題を誰かとしたかったのだ。

そしてBからの返信は即レスで「はやすぎることなんてないよ。応募してみたら?」と。

イッツネバートゥーアーリーですか。

え、そうなの?イッツネバートゥーアーリーなの?とハッとした自分。

そう、ここから少しずつ心境の変化が起きはじめる段階へ突入していく。

私がこの応募が気になっていたのは単に海外勤務ができるからだけでなく、その事業部にいる人たちと一緒に働きたかったから。「どこかの企業の海外支社」ではなく「この会社の本社がいい」と思っていたところは現在も変わっていない。

Bもそうだし、ちょっとシャイなC、天真爛漫なD、生真面目で仕事が超丁寧なEと一緒に働けるなら…と思っていたのだ。

こんな素晴らしい人たちと一緒に働けるならとっても嬉しい、これ以上のことはない。

心からそう思っていたし、それが日々の活力となって小さなチャレンジに対して背中を押してくれていた。まだ今回の応募に対して躊躇はしていたけど、そういう気持ちを馳せていたし、巡らせていた。

やっぱりマインドセットを起こさせてくれた人たちとの出会いは大きいかった。ありがたい。

そんな感じで、人事の人からのメールを待ちながら自問自答をする日々がはじまった。

「もし応募できたら応募する?」→詳細を聞いてからじゃないと判断できない

「詳細はまだ聞いてないけど、どこまでOKとする?」→詳細を聞いてからじゃないと判断できない

「採用になったら二つ返事できる?」→詳細を聞いてからじゃないと判断できない

という自問自答を繰り返した。

なんなら「賃貸契約したばかりだから行けないかも」というガチな無理バイアスがかかりまくっていた…なぜここまで(笑)

とにかく、腹くくりができていなかったんです。

ずっと行きたいと思ってきたのに、いざ目の前にチャンスが訪れると足がすくんでしまい踏み出せない気持ちに支配されていたと思う。

この時はまだ、「手の届かない夢」に近くて、「目指せるゴール」として考えられていなかったかもしれない。

この時もまわりの友人たちは変わらず私を信じてくれていた。なのに自分自身としてはまだそこまで…という感じだったんだよな…

この時はまだ、イッツネバートゥーアーリーな精神に切り替わっていなかったんだな。

でも少しずつ、心境の変化が訪れていたのは言うまでもない。

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