[2017年]海外のテレビシリーズにゲイの役が増えたことについて私が思う前向きなこと

日本ではまだまだタブーな領域であるゲイのお話です。

海外のテレビシリーズにおいて、ゲイ役が1回きりのゲスト出演からレギュラーのキャストとして出演することが増えてきました。これって本当に先進的なことですし、欧州(特にアメリカ)が柔軟な対応をしていると感じます。

徳にドラマのロケーション設定がアメリカ + ゲイ文化が根付いているニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコが多い印象です。

アメリカのテレビシリーズは現代社会とシンクロしている

まず、「多人種の国」アメリカはドラマシリーズのキャストを白人のみで固めたりしません。アフリカンアメリカン、アジアン、スパニッシュなどとバランスよくキャスティングします。

実際の地域の人種パターンを反映していて興味深いです

ニューヨーク:「LAW & ORDER SVU」

Law & Order-Special Victims Unit: Season 14 [DVD] [Import]

ニューヨーク → イタリア系、アイリッシュ系、アフリカ系、スパニッシュ系

[海外ドラマ ロケ地情報] LAW&ORDER SVU :ニューヨーク「Alewife(エールワイフ)」

2017.04.04

ロサンゼルス:「メジャークライムズ」

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課 〈セカンド・シーズン〉 コンプリート・ボックス (10枚組) [DVD]

ロサンゼルス → スパニッシュ系、チャイニーズ系

 

サンフランシスコ:「ルッキング」

Looking

サンフランシスコ → スパニッシュ系アフリカンアメリカン、チャイニーズ系

海外ドラマ「LOOKING」に出てくる「ペリペリチキン」を探しに品川にあるロサンゼル スバルコニーへ行ってきた

2017.04.29

という感じでキャスティングします。※もちろん例外もあり

アメリカは人種もさることながら性に対しても多様なため、キャスティングの組み合わせが無限大です。日本ではあまり見られないことですね

テレビシリーズにゲイのキャラクター設定が増えた

ドラマのロケーションがゲイ文化が根付いている都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ)だった場合、自然とゲイのキャラクターが登場しストーリーともシンクロします。

「メジャー・クライムズ」ではシャロンの息子のラスティーもそうだし、検視官も以前からゲイの役。ゲイ絡みの事件への情報提供をして貢献したことも。

「ルッキング」のメインキャラクターもほぼ全員ゲイの役です。ストレートの役は1割ほど(笑)

ロケ地#03[Orphan Andy's]LOOKING(ルッキング)

2016.09.10

「ウェントワーズ女子刑務所」はオーストラリアですが、フランキー役と精神科医がレズビアンの役です。

昔のテレビドラマは「男らしさ」「強さ」をアピールするものだった

一昔前の刑事系のドラマは「男らしさ」や「強さ」をアピールするあまり、ドラマのゲイの設定は被害者やいじめの対象になりがちでした。

主役たちが「あいつゲイかよ?」「その言い方ってゲイみたいだな」という言うシーンも普通にあったりしましたね(まぁ当時の世の中もそんな風潮だったのでテレビシリーズでもそう言わせるのも無理もないですが)。

現在そんな発言を目にした日には「ああ、ナンセンスな人だな」とタグ付けしますけども。

昔はテレビで男女の大胆なシーンや暴力シーンが含まれる番組が放送されると、親は子供に見せたくなくて「もう寝る時間でしょ」なんて言って子供をテレビから遠ざけていましたが、動画配信がここまで普及すれば男子同士、女子同士のキスシーンが出てくることも。そこで親は子供になんて説明するのだろうか。これは親にとってもチャレンジングな課題ではありますよね。

子供(10代含む)は正直な分、どれだけ柔軟に理解できるかがキーになります。子供が「A君は男の子が好きらしい。そっか、そういう子もいるんだね」という考えができる子供はまだまだ少ないはず(私が小学生だった頃、そういう男の子がクラスに一人いたことを思い出した)。

特にアメリカではこういう柔軟な理解のある子どもが増えるような働きかけを学校もしているように思います。

テレビシリーズは大人のためのエンターテインメントではない

テレビシリーズは大人だけのためのエンターテインメントではないはずです。際どい描写はさておき、子供が自分の恋愛や性に関してお友達や両親に何かを打ち明ける前にまず、テレビシリーズを通じてその方法を教わることもできるからです。

例えば「メジャークライムズ」のラスティーは、60歳近くのベテラン刑事プロベンザに対して「僕がゲイだってことを知って、僕のことを嫌いになったりもう関わりたくないって思う?」と不安そうな表情をしながら質問した瞬間なんて、ストレートな人も胸が締め付けられるシーンです。

もちろん、ベテラン刑事の答えは「君がゲイだろうとなかろうと関係ないよ」と優しく語りかけました。プロベンザはいつも口が悪いのでハラハラしましたw

[だけど]「ルッキング」は第1話から過激というか自由すぎるので、子供にはまだちょっと、と言いたいところ(笑)

LOOKING (ルッキング)シーズン1 の感想&見るときの3つの心得

2017.02.02

海外テレビシリーズの俳優さんのカミングアウトも増えた

「なよっとしてるからゲイ」とか、「話し方がおねえみたいだからゲイ」とか。

これってすべてが先入観であり、それこそメディアが作り上げたキャラクターでしかない(もちろんそういう方もたくさんいらっしゃいますので誤解のなきよう)。みんながみんなそうじゃない、ということが言いたいのです。

カミングアウトした海外の俳優さんはストレートの役を普通に演じています。彼らのバックグラウンドがさらなる魅力となって私たちを魅了するのだと思ってます。

ここで、カミングアウトをした私の大好きな俳優さんたちをご紹介。

マット・ボマー

人気海外ドラマ「ホワイト・カラー」のニール・キャフリーとして人気を得て、現在ではハリウッド映画でも引っ張りだこのマット。夫と可愛い子供たちと幸せに暮らしています。エミー賞をもらった時も旦那さんに感謝のスピーチをしていました。

ウェントワース・ミラー

「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドと言えばピンときますよね!ミステリアスな雰囲気のマイケル。イギリスの血が流れているのでどこか気品があって近寄りがたい印象の瞳をしています。マイケルは少年だった頃にカミングアウトができず、とても辛かったそうです。

アンドリュー・スコット

「SHERLOCK」のモリアーティといえばアンドリュー!大好きな俳優さんです。アンドリューは舞台に力を入れているのでテレビであまり見かけなくて残念です。

海外ドラマで活躍する愛すべき俳優たち[アンドリュー・スコット(Andrew Scott)]

2016.10.17

ジム・パーソンズ

「ビッグ・バン・セオリー」のシェルドン役として大活躍のジム!つい先日、同成婚を果たしたばかり!幸せオーラ満開の人です!※向かって右側にいる長身がジム

彼らに共通しているのは繊細な部分もしっかり表現できる役者さんであるところ。そしてとても美しいと思います。

まとめ

こういうタブーと言われる話題も、まずは取り入れようという試みはアメリカの多様性と濃く関わるところ。このように海外のテレビシリーズは日本のよりも先をいってる感じがします。

私はこれまでゲイの方と一緒に仕事をしたり、知り合いだったりとわりと身近に接する機会が多かった方だと思ってます。そうではい人にとってはまだまだ抵抗があるという認識です。

まずはテレビシリーズで彼らの文化や葛藤に触れてみて「あ、同じ人間なんだなと感じてもらえたら、海外ドラマがより楽しめると思います

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ABOUTこの記事をかいた人

南米のペルー生まれ・沖縄育ち。幼少の頃にアメリカのテレビシリーズ「特攻野郎A-TEAM」を見て育つ。4歳の頃の夢が警察官だったほどアメリカの刑事ドラマが好き(FBI、CIA、LAPD、NYPD)。このブログでは海外ドラマのロケ地レポをはじめ、海外ドラマに関する記事をアップ中。フルタイムの仕事とアメリカのオンライン大学も受講中なのであわただしい毎日を送っていますが楽しくやってます。